手根管症候群(CTS)とは? | ふれあい整骨院

手根管症候群(CTS)とは?

2024.11.16

手がしびれたり、細かい作業がしにくくなったりしていませんか?

もしかしたらそれは「手根管症候群」の症状かもしれません。

今回は、秦野市ふれあい整骨院がご紹介する、手根管症候群(CTS)の症状や原因、そして私たちの整骨院で行っている治療法について詳しくご案内します。

手根管症候群(CTS)とは?

手根管症候群(carpal tunnel syndrome: CTS)は、手首にある「手根管」と呼ばれる狭いトンネルで、正中神経が圧迫されて起こる疾患です。

このトンネルは横手根靱帯と呼ばれる靱帯で覆われていますが、この靱帯が肥厚したり、手根管内の腱や組織が膨張することで、正中神経が絞扼され、

手や指にしびれや痛みが生じます。

手根管症候群の原因

手根管症候群の原因ははっきりしていないケースも多いですが、いくつかの要因が疾患の発生に関わっていると考えられています。

  1. 手の酷使
    反復的な手作業、特にパソコンのキーボード操作やレジ打ち、組み立て作業など、長時間手を使う仕事に従事している方は発症リスクが高まります。
  2. 外傷や病気
    手首に怪我をしたり、リウマチ性の屈筋腱鞘炎、または長期間の透析を受けている患者さんにも見られます。
  3. 妊娠や糖尿病
    妊娠中や出産後の女性はホルモンバランスの影響で発症しやすく、また糖尿病の患者さんもリスクが高いとされています。

手根管症候群の発症率と特徴

特に45歳から65歳の中高年層に多く見られ、男女比では1:3と、女性に多いのも特徴です。

症状が出やすい方には共通する生活や体の特徴があるため、当院ではその背景に合わせた治療アプローチを提案しています。

手根管症候群の主な症状

  1. 手指のしびれ
    正中神経が圧迫されると、親指から薬指にかけての内側部分(1〜3指および4指の親指側)にしびれが生じます。                            このしびれは、症状が進むと手全体、さらには上腕や肩まで広がることがあります。
  2. 夜間の痛み
    症状が進行すると、夜中から早朝にかけて手がしびれたり痛んだりして目が覚める「夜間覚醒(nocturnal wake)」が起こります。                      これは、夜間に手根管内の圧が高まるためと考えられ、睡眠の質が低下して疲労感が抜けなくなる原因にもなります。
  3. 筋力低下
    病状が進行すると、親指を動かす筋肉(母指球筋)が萎縮し、握力が低下することもあります。                                                そのため、「箸がうまく持てない」「ボタンの留め外しが難しい」など、日常の動作に不便さを感じるようになります。

 

秦野市ふれあい整骨院での手根管症候群の治療法

当院では、手根管症候群に対して保存療法と運動療法を中心に行い、患者さまの症状緩和や回復をサポートしています。

以下、治療内容の詳細をご紹介します。

1.固定

手首に包帯や装具を装着することで、手根管への圧力を軽減させる方法です。

特に夜間に装着することで、手首の曲がりを防ぎ、正中神経への圧迫を和らげる効果が期待できます。

包帯や装具は、患者さまの生活に合わせたカスタマイズが可能で、日常生活に支障が出ないよう、柔軟に対応いたします。

2.電気療法

当院では、手根管症候群に適した電気療法を症状に応じて提供しています。

特におすすめなのがハイボルト療法です。

ハイボルト療法
手根管症候群のような慢性的な痛みに対して効果的な治療法です。

高電圧の電流を利用して、痛みを迅速に緩和することが期待できます。

3.運動療法

手根管内で神経や腱の動きをスムーズにするため、手首周りの筋肉を鍛えたり、ストレッチを取り入れて神経の滑走性を高めたりします。

以下のようなエクササイズが効果的です。

  • 手首のストレッチ
    手首を反らせたり、曲げたりするストレッチを行い、筋肉の柔軟性を改善します。

4.神経リリース

正中神経の動きをスムーズにするための手技で、神経への圧迫を和らげ、症状の緩和を図ります。

手首を曲げ伸ばししながら指先に向かって神経を流すイメージで行うことで、手根管の圧迫を軽減できます。

手根管症候群の予防法

手根管症候群の予防には、日常生活での工夫も大切です。以下のような方法でリスクを抑えましょう。

  1. 長時間の手作業を避ける
    パソコンやスマートフォンの使用は適度に休憩を取りながら行いましょう。手首に負担がかかる姿勢を避けることも大切です。
  2. ストレッチや運動の習慣化
    手首や指の柔軟性を保つために、日頃から手のストレッチや運動を行うことが効果的です。
  3. 栄養バランスの取れた食事
    ビタミンB群を含む食品(豚肉、魚、豆類など)を意識的に摂取し、神経の健康をサポートしましょう。

まとめ

手根管症候群は放置すると症状が悪化し、日常生活に支障が出ることがあります。

早期の対処が大切です。秦野市ふれあい整骨院では、個々の症状に合わせた丁寧な治療とリハビリを行っており、皆様の健康をサポートしています。

手首や手に違和感を感じた際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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手指の痛みとしびれ「手根管症候群」 – きょうの健康 – NHK

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