足の痛みやしびれに安静は逆効果です
2023.04.09
足に痛みや痺れがあるからといって、家でじっとしているのでは良くありません。
過度の安静で、筋力はどんどん減少していき、関節が硬くなって可動域が狭くなり、足を動かしにくくなるため、筋肉がさらに減るという悪循環に陥るからです。
患部の炎症が急性期でなければ、無理のない範囲で体を動かすことが大切です。
ポイントは足首の柔軟性、下肢の筋力と柔軟性、足首、足の裏の筋力と柔軟性の3つです。
足首が固いと下肢と足の角度が直角に近いまま歩くこととなり、着地の際の衝撃をうまく吸収できず、足の裏に大きな負荷がかかります。
これはの足のアーチの崩れの原因になるので、柔軟にしておきます。
さらに下肢、足の指、足の裏の筋肉を柔軟にすることで、足のアーチを保ち、足の変形を防いだり、痛み、しびれや張りを改善することができます。
足首の柔軟性と足の裏のアーチを保ち、足の負担や衝撃を分散するには「1分間すね倒し体操」が有効です。
皆さんは両足を揃えて立った姿勢から踵を床につけたまましゃがむことができるでしょうか。
しゃがむと踵が床から離れてしまう、もしくはかかとを床に床につけようとすると後ろに倒れてしまう人は足首が固いといえます。
そこでお勧めするのが「1分間すね倒し体操」です。
1分間すね倒し体操のやり方
①正座する。
②片方の膝を立てて、両腕を体の両側に下ろして床に両手をつける。
③口から息を吐きながら身体を前方へゆっくりと倒していき、上体でスネ押していきアキレス腱とふくらはぎを伸ばした姿勢を20秒保つ。