腰痛やスポーツ前に効果がある動的ストレッチ
2021.11.28
大腿の前と後ろの筋肉の動的ストレッチです。股関節も曲がったり伸びたりするので
腰の奥の方にある、大腿を上に引き上げる筋肉(腸腰筋)や大腿を後ろに伸ばすお尻の
筋肉(ハムストリングス)もストレッチされます。
このストレッチはマラソンや短距離走をはじめ、テニスやサッカー、バスケットボールなど、「走る競技」をするときに、ぜひ実践して頂きたいストレッチです。
また腰痛の予防にもなりますのでスポーツをする人はもちろん、普段から座りっぱなしで身体をあまり動かしていない人にもぜひやって頂きたいストレッチです。
特に走るスポーツでは、脚を大きく前に出して走る為には、股関節の屈曲、つまり大腿を引き上げる動作をスムーズに出来ることが大切です。
また、普段から座っていることが多い人も大腿を上に引き上げる筋肉(腸腰筋)も硬くなりやすいです。
そのため、大腿の前面の筋肉が硬直していたり、筋力が弱くなっていたりすると、膝や腰への負担が大きくなり、痛みを生じることもあります。
この動的ストレッチで脚の動きをスムーズにしてきましょう。
1.立った状態でももを上に引き上げます。
このときは大腿の前面の筋肉を意識しましょう。
2.次に引き上げた脚を後ろに伸ばします。
このときは、大腿の裏側の筋肉とお尻の筋肉を意識します。
後ろに引いたら、そのまま再び前に引き上げます。
3.左右の脚で10~20回行います。
ももを引き上げて、後ろに伸ばし、再度ももを引き上げる一連の動作を最初はゆっくり軽い筋トレのようなつもりで、次第に速く、「イッチ、ニッ」といったリズムで行います。
身体がふらついてしまう時は壁などにつかまりながら行ってください。