慢性痛とは
2022.05.15
慢性疼痛とは、数カ月(3~6カ月とさまざまな定義があるものの、
「通常の治癒」と比較すると明らかに長い期間)以上持続する痛みをいいます。
痛みの箇所も肩こりだったり、腰痛だったりで症状は様々です。
アプローチのポイントとして局所への介入の他に運動量のコントロールがとても重要です!
今回は、段階的に運動量を増加させる一例として『有酸素運動 レベル1』をご紹介します!
1 . 急性痛と慢性痛ってどう違うの?
疼痛は急性痛と慢性痛に大別されます。
急性痛は外傷や疾病による組織損傷が治ることにより改善することは多いですが
この疼痛が治るのに要する時間が長期化し
明確な病的状況が存在しなくても持続する慢性疼痛への対応は急性痛とは異なります。
なお、自己免疫疾患、変形性関節症、退行変性疾患などによる炎症が長引いて
痛みを繰り返す場合には急性痛と同様の考え方で炎症を抑え、痛みの軽減を図り組織の回復を促進することがポイントです。
さらに、疼痛は感覚面だけではなく情動面や認知面などの多面的・複合的な側面の特性をもつということが認識することが重要です。
急性痛に対しては、早期に原因となる組織損傷に対する治療を進めるために
運動療法、物理療法などにより、できる限り疼痛を抑え、長期化を阻止することが重要です。
特に慢性痛患者の思考特性では運動器疼痛であっても慢性化し脳の機能不全の様相が強くなります。
こうなると疼痛は脳に学習・記憶され慢性化する傾向になります。
2 . 有酸素運動 レベル1ってどんな運動?
「有酸素運動 レベル1」は比較的難易度の低い運動の組み合わせです。
例としてウォーキングや自転車こぎ、フロントランジ、スクワット、膝付きプッシュアップなどがあります。
痛みの程度に合わせて実施しましょう!
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