牛乳を飲むメリット!!
2023.04.02
皆さんは牛乳についてどういったイメージをお持ちでしょうか。
「牛乳は体に良い」牛乳は、カルシウムが多く含まれているので、骨に良いか」といったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、最近牛乳は日本人に合わない飲み物であると言われているのです。
それはなぜなのか?
牛乳に多く含まれる乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」の分泌が大きく関わります。
ラクターゼの分泌は、日本人の大人の9割が分泌されていないっていうことがわかっています。
正確に言うと、離乳期を過ぎた頃から、自動的にラクターゼの分泌が終了してしまうのです。
そのため、乳糖をうまく分解することができなくなってしまっています。これを「乳糖不耐症」といいます。
「牛乳を飲むとお腹を下す」と言う方が多くいらっしゃるかと思うのですが、その原因がこれだったのです。
欧米人は、このラクターゼの分泌は成人しても変わらないので、欧米人の8割以上がこのラクターゼを所持していると言うデータがあります。
それぞれの栄養素をうまく活用できるかどうかは、人種やその人それぞれの腸内環境に関わってくるということがわかってきています。
ただ、日本人の大人が牛乳を飲むメリットは無いのかと言うと、そんな事はありません。
骨粗しょう症の原因となる骨量は20歳をピークに徐々に減少するので、骨粗しょう症予防のために骨の成分であるカルシウム摂取が必要です。
またカルシウム摂取が少ないと高血圧や脳卒中の発症が増加すると言う報告もあります。つまり、
カルシウムが豊富で吸収率も良く、手軽に取りやすい牛乳の摂取は大人にもお勧めです。
「乳糖不耐症」の方も、いちどに大量に飲まないようにしたり、牛乳を温めて、少しずつ飲べば大丈夫なケースも見受けられます。
万が一どうしても体に合わない場合は、無理して飲まない。
もしくは乳糖分解した牛乳も市販されているのでお試しください。
こちらもご覧ください!!
大切な栄養素カルシウム:農林水産省 (maff.go.jp)