歩行困難となる変形性股関節症とは
2022.08.07
変形性股関節症は疼痛、可動域制限、跛行、運動制限が主にみられ、
特に歩行障害によりADLやQOLを著しく低下させる疾患です。
疼痛緩和や可動域獲得も大切ですが抗重力筋の筋力強化がとても重要です!
変形性股関節症とは股関節に発生する変形性関節症であり
1.炎症がないこと、2.関節軟骨の変性があること、3.周囲の骨と滑膜組織に変化が生じて
股関節の変形が引き起こされるが一般的な概念として言われています。
単純X線診断による我が国の変形性股関節症の有病率は1.0%〜4.3%で男性は0〜2.0%、
女性は2.0〜7.5%と女性に多いと報告されています。
変形性股関節症に特徴的な症状として、跛行があります。
疼痛の回避や抗重力筋の筋力低下による代償動作として跛行がみられます。
跛行で生活を送ることで疼痛回避はできますが中殿筋をはじめとした抗重力筋の活動量低下による萎縮が
二次的に起こります。
結果的に抗重力筋が筋力低下することによって股関節に対しての負荷量が増大してしまうという負のループが
形成されてしまいます。
今回は股関節の抗重力筋、特に中殿筋に対するCKCトレーニングの一つ
「膝付きサイドブリッジ」
をご紹介します!
1.横向きに寝て、腕と膝を床につけましょう
2.お腹を持ち上げて、くるぶしから頭まで身体を一直線に30秒キープします
腰が後ろに開かないように注意します
3.ゆっくりと元の姿勢に戻ります
左右3セットづつくらい行います
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