梅雨の時期…憂うつな気持ちの原因と対策
2021.06.20
今年も始まりました梅雨の季節。
梅雨のこの時期は、なんとなく体がだるかったり、気分が沈みやすかったりしませんか?
特に今はマスク生活やいろいろと自粛をしていることもあり、身体の不調を感じている方は多いと思います。
梅雨の時期は肩こりや腰痛、頭痛がひどくなる方も増えます。
このようにほとんどの人が感じる梅雨の憂うつな気持ちには、きちんとした理由があります。
1.気候の変化
梅雨の時期は、気圧・気温・湿度などが変化しやすい日々が続きます。
この気候の変化に体や心が順応しようとはたらきますが、その際にかかる負荷によりストレスを感じ、気持ちが沈みやすくなってしまいます。
2.低気圧
梅雨になると雨の日が続きますが、雨の日は基本的に気圧の低い低気圧の状態です。
低気圧の時に体に起こる変化の一つに、「ヒスタミン」という物質の量が増えることが挙げられます。
体内のヒスタミンの量が増えると、血圧が下がって気分がだるくなったり、自律神経の乱れを引き起こす原因にもなります。
これにより、憂うつな気分が続いてしまうのです。
3.日照不足
晴れの日が減って太陽の光が全く出ない日が何日も続くことのある梅雨は、太陽光不足によって体内時計が狂いやすくなり、ストレスや気持ちの落ち込みにつながります。
また、体への光の刺激が減ることで、心のバランスを整えるはたらきがある神経伝達物質「セロトニン」の分泌も減少し、精神面のバランスが崩れやすくなります。
4.運動不足
雨が原因で外に出る機会も減って、運動不足を引き起こす恐れがあります。
体を動かさないことによるストレスや、体があまり疲れないため寝つきが悪くなるなど睡眠不足につながってしまうこともあります。
また、運動不足もセロトニン不足を加速させる原因です。
このように、梅雨の時期の憂うつには様々な原因があります。
梅雨を少しでも快適に過ごすためには、疲れた時はしっかり休み、調子が良い時はできるだけ体を動かすことが大切です。
好きな音楽を聴いたり、好きな香りに包まれたりしながら、ゆっくりとリラックスして過ごすような工夫が必要です。
しかし雨だからと言って家の中でだらけてばかりいるのは、憂うつな気分をますます悪化させてしまうため、調子が良い特は家の中でもなるべく体を動かしてみましょう。
簡単な体操やストレッチ、ヨガのポーズなどを行うだけでも、体が軽くなります。
たまには傘をさして雨の中を歩いてみるのも、気分転換になるかもしれません。
梅雨は必ず明けるものです。
少しでも梅雨の時期を快適に過ごせるよう、自分で工夫してみましょう。
当院では自律神経を整える施術も行っています。
ご興味のある方は一度、当院までご連絡くださいませ。