本当に膝痛に効く?グルコサミンの正しい知識
2023.10.15
年齢とともに膝や腰など体の節々が痛む、という方も多いのではないでしょうか?特に膝の痛みはつらいですよね。
膝の痛みにはグルコサミンが効く、という話をよく聞きます。
実際にサプリメントなどを飲んでいる方もいるのでは?しかし、グルコサミンの効用を勘違いしているかもしれません。
そこでグルコサミンの正しい知識と、膝の痛みの解消法をご紹介します。
グルコサミンの間違った認識
勘違い認識1:「関節の痛みを和らげる」は間違い
グルコサミンの働きは、あくまですり減ったクッション(軟骨)の成分を補充することなので、そもそも「辛い痛み」をすぐ和らげたりするものではありません。
つまり「すぐどうにかしたい辛い痛みを素早く改善する」という目的を果たす為には、グルコサミンを摂取するだけでは難しいのです。
勘違い認識2:【関節痛の正体=クッションのすり減り】は間違い
関節痛の正体は関節のクッションのすり減りではなく、軟骨がすり減ることによって骨同士がぶつかっておこる「炎症」です。
つまり、すり減った軟骨自体が痛みの発生源ではなく、炎症が起きてる部分が痛みの原因なのです。
グルコサミンだと痛みに効果が出るまで時間がかかる理由
膝が痛いときの対策として、グルコサミンやコンドロイチンなどが挙げられることがありますが、
それらは関節のクッションである軟骨の成分を徐々に時間をかけて補充していくものなので、痛みの改善まで時間がかかってしまいます。
先ほども説明したとおり、軟骨のすり減りそのものが「痛み」の直接の原因ではありません。
「クッションの補修」をしてもすぐに痛みは消えないのです。痛みを消すには、痛みの原因である炎症を抑える必要があります。
グルコサミンが良くないというわけではなく、グルコサミンの働きで期待出来るのはあくまで「クッションの補充」であって痛みを取ることではないということです。
原因を見極めることが大切
膝の痛みを取りたいときに「軟骨を補う成分」を摂取してもすぐに痛みは引かないです。
もちろん時間をかければ効果はあると思いますが、すぐに痛みを取りたい場合は炎症の痛みを和らげる成分を摂取や炎症を抑える施術が必要です。
膝が痛いと感じたら無理せず早めにご相談くださいね。
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