有酸素運動と無酸素運動のダイエット効果の違い
2023.05.28
よく健康やダイエットの話をする時に、効果的な運動法として挙げられることの多い「有酸素運動」。
一方で、あまり取り上げられる機会の少ない「無酸素運動」。
この2つの違い、具体的に説明できますか?
今日は、有酸素運動と無酸素運動の違いについて、改めて知っておいてほしいと思います。
☆有酸素運動とは
その名の通り酸素を必要とする運動のことです。
体内に取り込んだ酸素を使って糖質や脂肪を燃焼させて、エネルギーを生み出します。
深い呼吸で酸素を体に取り入れながら、ゆっくりエネルギーを燃やす運動です。
有酸素運動を行う際の負荷は軽度~中等度で、長時間の継続によりその効果を発揮します。
【ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳、エアロビクスなど】
★無酸素運動とは
有酸素運動とは違って、酸素をほとんど必要としない運動のことです。
とはいえ、息を止める訳ではなく呼吸はしているので、全くの無酸素になるわけではありません。
使う酸素の量が有酸素運動と比べてはるかに少ない分、糖質だけからエネルギーを生み出す割合が高いことが特徴です。
無酸素運動は短時間に強い力が必要となる運動で、筋肉に貯められた糖質(グリコーゲン)がエネルギーの主原料として使われます。
【筋トレ、ダンベル、短距離走、ダッシュなど】
ダイエットに適した運動と言えば、有酸素運動ばかり取り上げられがちですが、無酸素運動にもきちんと効果があります。
☆有酸素運動のダイエット効果
有酸素運動は、溜まった体脂肪を燃やして減量を目指す人におすすめです。
エネルギー源として体内に蓄えられた体脂肪を使いますが、数分の有酸素運動だけでは脂肪燃焼効果があまり期待できません。
1回の運動で20分以上の有酸素運動を続けると、より高いダイエット効果が見込めます。
★無酸素運動のダイエット効果
瞬間的に強い力が必要な無酸素運動では、筋肉に貯まった糖質を使って筋肉量を増やすため、引き締まったメリハリのある体づくりを目指す人に適しています。
酸素を必要としないので短時間の運動しかできませんが、体の筋肉量が増えると基礎代謝のアップにつながり、結果的に痩せやすい体づくりができます。
ダイエットが目的の場合は、無酸素運動→有酸素運動の順序でトレーニングしてください。
高負荷トレーニングである無酸素運動は、糖質などのエネルギー源が豊富な状態で行う方が十分に力を発揮できるからです。
それに加え、この順番で行うと、有酸素運動をする時には体内の糖質が減っているため、効率的に脂肪を燃焼させることができるという利点もあります。
また、脂肪は20分程度経過したあたりから効率良く燃焼し始めるため、最低でも20分、できれば30分以上継続して行うようにしてください。
夏が近づくとダイエットを始まる人も多いと思いますが、ダイエットすることは痩せて見た目を良くするだけでなく、体重を減らすことによって腰痛や膝の痛み、
肩こりにも効果がありますので2つの違いをしっかり理解することで、今の自分に合ったダイエット方法を見付けて下さい。
どちらも上手に取り入れて、理想の体型を目指してくださいね!
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