反り腰による足のしびれ
2023.03.05
足から足先が痺れて痛む「坐骨神経痛」が起こり、歩いたり立ったりしていると症状が出て休まざるを得なくなる症状を「間欠性跛行」といいます。
その原因となることの多いのは腰椎の中にある脊柱管という神経の通り道が狭まることで神経が締め付けられる「脊柱管狭窄症」という病気です。
特に加齢によって椎骨や黄色靭帯(椎骨と椎骨をつなぐ丈夫で弾力のある繊維組織)、椎間板が変性したりすることよって起こりやすく、高齢に伴って急増します。
しかし、たとえ高齢で黄色靭帯などに異常があっても症状が現れない人は意外に多いです。その鍵となるのは姿勢、体幹の筋肉の強さ、胸椎や股関節の柔軟性です。
とりわけ重要なのが姿勢です。
腰を反らすと脊柱管が詰まりやすいため、反り腰の姿勢をとりがちな人は脊柱管狭窄症になりやすいと言えます。脊柱管狭窄症の人が腰を反らすと症状が強まり、
丸めると和らぐのも姿勢によって脊柱管が詰まったり広がったりするためです。
症状の改善にはまず反り腰を正すことです。
反り腰の人は骨盤が前傾していることが多いため、骨盤に連動して腰椎が反ってしまいます。
骨盤を後傾させて腰椎を丸め、上体を起こした姿勢をキープしましょう。
この姿勢を意識して保てば脊柱管が広がるので痺れや痛みの発生が抑えられ症状の悪化を防ぐことになります。
本日は骨盤の後傾を正すための体操を紹介します
1. 膝を立てて四つん這いになる。
視線を床に向け、背中をそらさないように注意する。
2. 鼻から息を吐きながら背中と腰を持ち上げるようにして背骨全体を丸め、
自然に呼吸しながら10秒キープします。
3.口から息を吐きながら手の位置を動かさずにゆっくりとお尻を後ろに引き、腰椎を丸めて正座します。
この姿勢で息を止めないで、常に呼吸しながら10秒キープします。
4.鼻から息を吐きながら最初の1の姿勢に戻ります。
1~4を3回繰り返すます。
1日2,3セットやってみましょう!!
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