スマホによる肩こり・頭痛の対策法は?
2021.12.05
肩こりや首こり、そして肩こりから起こる頭痛に悩まされている人の多くに、目の疲れが絡んでいるケースが見られます。
目の疲れが原因だと気づかない場合、凝りや痛みの強い方や頭部分だけにケアをしても、症状はなかなか改善されないものです。
長引く肩こりや頭痛は、目の疲労が解消されていないサインかもしれません。
もし、普段している肩こり・首こり・頭痛ケアが、あまり効果的ではないと感じている場合、目の健康状態にも一度目を向けてみてはいかがでしょうか?
☆最近多い肩こり・頭痛の新たな原因…「スマホ老眼」
仕事でもプライベートでもPCやスマホは必需品。便利さと引き換えに、目を休める時間は減り、目を酷使することは多くの人にとって日常的なことになっているのかもしれません。
最近では目に深刻な影響を与えるスマホ利用による症状として「スマホ老眼」という言葉も生まれています。
「スマホで老眼になるの?」と思うかもしれませんが、実際には加齢に伴ってピントが合わなくなる「老眼」とは全く別のものを指します。
スマホの画面はどうしても近距離で集中して凝視しがち。それによって目に負担がかかり続け、ピント調整機能が低下してしまいます。
老眼というよりも、実際には近眼でしょうか…。どちらにしても視力に悪影響であることに変わりなく、スマホを手元で見続けることで、ピント調整の毛様体筋が疲労してしまい、一時的に視界がぼやけてしまうようになるのです。
☆スマホ閲覧でリラックスできず、筋肉はガチガチに…
毛様体筋は自律神経に支配されており、毛様体筋の緊張が解けない状態が続くことで、自律神経のアンバランスを来たすことも考えられます。
緊張とリラックスのバランスが崩れてしまうのです。目の不調や不快感によって、目の筋肉だけではなく、首や顔の筋肉まで凝り固まってしまい、
肩こり・首こりや頭痛を繰り返すようになります。
☆積極的に目の緊張を緩和させることが大切
肩こり・首こり、頭痛の慢性化を予防するためには、肩こりのツラい部分に対応するエクササイズとともに、目の疲労を和らげるエクササイズを取り入れることが大切。
1日を振り返ったときに、手元に近い位置を凝視する時間が多い自覚がある人は、スマホやパソコンの画面から目を離す僅かな時間を意識的に利用するようにしましょう。
難しいことではなく、遠くをぼんやりと眺めてみるだけでも良いのです。また、目を閉じて深呼吸を繰り返すことも、目の休息とリラックス効果があります。
☆【スマホ老眼が原因の肩こり対策】目をぎゅっと閉じて開く
1. 目をぎゅっと閉じます。
2. パっと目を開きます。パッと開くだけでも良いですが、この時に、3~5秒間、目を大きく見開くようにすると筋肉に刺激が入りリラックスしやすくなります。
5~10回繰り返しましょう。
☆【スマホ老眼が原因の肩こり対策】目をゆっくりと動かしてみる
1. 顔は正面に向けたまま、視界ぎりぎりの位置で指を止めます。
2. 視界ぎりぎりをキープしながら、円を描くように指の位置をゆっくりと移動させ、指を目で追います。
顔は動かさないように注意しましょう。一周したら、反対周りも行います。
☆【スマホ老眼が原因の肩こり対策】近くを見た後に遠くを眺める
1. ペンなどを使い近くに視線を向けます。
2. 3メートル以上離れたところへ視線向けます。
5~10回繰り返しましょう。
全てのエクササイズを行う時間が無いという人は、1つずつでも大丈夫。目の筋肉をほぐすようケアしていきましょう!
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