サッカー選手に多くみられる《グロインペイン症候群》とは!!
2022.05.01
グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)はサッカーファンの人なら聞いたこともあると思いますが
10代から30代のサッカー選手などに多くみられる疾患です。
過去には、中田英寿選手や中村俊輔選手などの多くのサッカー選手が悩まされた症状です。
特にキック動作やランニング動作時などで痛みが生じます。
グロインペイン症候群とは、鼠径周辺部痛を訴える明らかな器質的原因がなく、何らかの原因により、
体幹~下肢の可動性・安定性・協調性が失われた結果、股関節周辺の機能不全に陥り、
鼠径周辺部に様々な痛みを起こしている状態を言います。
全身の機能的な可動性や安定性が低下すると体幹〜下肢の協調性が失われることで股関節周囲に負担がかかり症状が出現します。
無理にプレーを続けると、さらに体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。
股関節周囲の柔軟性改善や支持側の安定性向上などに加え、協調性改善がとても重要です!
そこで今回は、協調性の改善が期待できる運動の一つ「クロスモーション」をご紹介します!
是非一度お試し下さい!
クロスモーション運動
STEP1 対角線上の手足を大きく後方に動かします。
例えば右手を上に挙げた状態で右手と左足を身体の後方に引きます。
STEP2 次に手足を同時に挙げた手を振り下ろし、後ろに蹴り上げた足を前方に蹴り上げます。
STEP3 これを左右、それぞれ10~20回ほど繰り返します。