《足内在筋・外在筋とバランス機能》
2023.09.03
本日のテーマは
《足内在筋・外在筋とバランス機能》
についてです!
我々が身体の歪みを診る時に足部のバランス機能が悪くなっていないかも見ていきます。
足部の中でも足内在筋・外在筋の機能がバランスを保持するために重要であると考えられてますが、
バランス機能を考える上ではどちらの機能が重要なのでしょうか?
今回は足内在筋(足の裏の内側の筋肉)・外在筋(足の裏の外側の筋肉)の機能とバランス機能との関連をご紹介したいと思います!
先の研究では、フォースプレート上で30秒間の片脚立位を試行時に圧力中心の測定と超音波診断装置を用いて、
3つの足固有筋(母趾外転筋、足趾屈筋、足底方形筋)と腓骨筋の厚さと断面積を測定した結果、
母趾外転筋(足内在筋)のサイズが大きいと圧力中心の揺れが小さかったと報告されています。
母指外転筋は土踏まずのアーチを形成している筋肉です。
この結果から、足内在筋を強化することがバランス能力の向上に有効であることが考えられます。
足のバランス感覚が崩れていると身体の姿勢が悪くなるだけでなく、転倒しやすくなるので
高齢者の方は特に次のエクササイズを試してみて下さい。
〜本日のエクササイズ〜
母指外転筋エクササイズの一つ
「Short Foot ex(座位)」
STEP1.椅子に座って、踵、親指、小指をしっかりと床に着けます。
STEP2.地面を掴むようなイメージで土踏まずのアーチを上げていきます。
この時に親趾や他の趾が曲がらないようにします。
STEP3.土踏まずのアーチを降ろします。
最初はうまくいかないかもしれませんが、やっていくうちにできるようになります。
片足10~20回程度行います。