秋バテの原因と対策
2024.10.19
秋バテとは、夏の疲れが秋になっても抜けず、体調がすっきりしない状態のことを指します。
秋に季節が変わることで、気温や湿度が急激に変化し、体がついていけなくなることが原因です。
夏の暑さで蓄積された疲労が残っていると、秋になっても体調が回復しづらくなり、いわゆる「秋バテ」の状態になってしまいます。
秋バテの原因
- 気温の急激な変化
- 夏から秋への変わり目は、日中と朝晩の気温差が大きくなります。 急な気温の変化に体が対応できず、自律神経のバランスが崩れることで疲れやだるさを感じやすくなります。
- 湿度の変化
- 夏の湿気が抜けて、秋には空気が乾燥してきます。 この急な湿度の変化が、体にストレスを与え、疲れが取れにくくなる原因の一つです。
- 夏の疲れの蓄積
- 夏の暑さやエアコンによる冷え、睡眠不足などで体が疲れている状態が続き、それが秋に持ち越されることがあります。 特に自律神経が乱れやすくなり、体調が整わないことが「秋バテ」を引き起こします。
- 秋特有の環境の変化
- 日照時間が短くなることや、気圧の変化も体に影響を与えます。 日光が少なくなると、体内でビタミンDの生成が減り、気分が落ち込みやすくなったり、体調が崩れやすくなります。
秋バテの症状
- 疲れが取れない、だるい
- どれだけ休んでも疲労感が抜けず、体が重く感じることが多くなります。
- 腰痛、肩こりや頭痛
- 気温差で血流が悪くなり、筋肉が緊張しやすくなるため、腰痛、肩こりや頭痛が引き起こされることがあります。
- 朝起きにくい
- 自律神経の乱れにより、朝スムーズに起きられず、日中も眠気が続くことがあります。
- 食欲不振や胃腸の不調
- 気温差や冷えが原因で、自律神経が乱れ、食欲が低下したり、胃腸の調子が悪くなることがあります。 自律神経の乱れも腰痛や肩こりの原因となります。
- 気分が落ち込みやすい
- 日照時間が短くなり、気分が落ち込みやすくなることも秋バテの特徴です。
秋バテ対策
- 規則正しい生活を心がける
- まずは、規則正しい生活を心がけましょう。特に睡眠は、自律神経のバランスを整えるために大切です。 できるだけ決まった時間に寝て、決まった時間に起きる習慣をつけることが重要です。
- バランスの取れた食事
- 栄養バランスの良い食事を心がけ、体の疲れを内側から改善しましょう。 特に、ビタミンB群やマグネシウム、亜鉛などの栄養素が、疲労回復や自律神経の働きに役立ちます。 秋の旬の食材(サツマイモ、かぼちゃ、きのこ、梨など)を積極的に取り入れると良いです。
- 適度な運動
- 軽い運動(ウォーキングやストレッチなど)をすることで、血行を良くし、体を温めてリラックスさせる効果があります。 また、運動することで、セロトニンなどの気分を安定させるホルモンの分泌も促されます。
- 朝の光を浴びる
- 朝の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、自律神経が整いやすくなります。 できれば、朝起きたら10分でも外に出て、朝の光を浴びるようにしましょう。
- 温かい飲み物で体を温める
- 冷えが原因で自律神経が乱れることもあるため、体を温める工夫が必要です。 特に温かい飲み物(しょうが湯、ハーブティーなど)を飲むと、内側から体を温めることができます。
- エアコンの使い方に注意
- 昼間はまだ暑くても、朝晩は涼しい日が増える秋の時期は、エアコンの冷え過ぎに注意しましょう。 冷えた場所と温かい場所を行き来すると、体温調節が難しくなり、自律神経に負担がかかります。
まとめ
秋バテは、夏の疲れが抜けずに自律神経が過労することで起こります。
気温差や湿度の変化、夏の疲労の蓄積などが原因となり、体がだるくなり、腰痛や肩こりになったり、食欲が落ちたり、朝が起きにくくなるといった症状が現れます。
これを防ぐためには、規則正しい生活や適度な運動、バランスの良い食事、そして体を温める工夫を取り入れて、自律神経をしっかり整えることが大切です。
今年は10月も終わりだというのにまだまだ暑い日が続きますので「夏バテ」なのか「秋バテ」かわからないかもしれませんが・・・
自分ではどうすることもできない時は秦野市ふれあい整骨院までご相談下さい。
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【医師監修】秋バテの主な症状と原因とは?日常生活でできる対処法について解説 | くらしマグネット (togu.co.jp)
本日は自律神経を整える運動を2つ紹介します。
1. 胸を開くストレッチ
やり方:
- 両手を後ろで組み、肩甲骨を引き寄せるようにして胸を開きます。
- 胸を広げた状態で、ゆっくりと深呼吸を3回行います。
- 息を吸う時に胸をさらに広げるように意識し、吐く時に肩の力を抜きます。
- これを3〜5セット繰り返します。
効果: 胸を開くことで呼吸が深くなり、自律神経のバランスが整いやすくなります。
また、日常的な猫背や肩こりの改善にも役立ちます。
2.ヨガの「猫のポーズ」と「牛のポーズ」
やり方:
- 四つん這いになり、両手と両膝を床につけます。
- 猫のポーズ: 息を吐きながら背中を丸め、頭を下に向けます。
- 牛のポーズ: 息を吸いながら背中を反らせ、頭を上に向けます。
- これをゆっくりと深呼吸に合わせて10回繰り返します。
効果: 背骨をゆっくりと動かすことで、神経をリラックスさせ、身体全体の緊張をほぐします。
呼吸に合わせて動作を行うことで、リラックス効果が高まります。