スポーツ選手に多い「Jones骨折」とは?
2025.03.15
スポーツをしている方や、日常的に足に負担がかかる動作をしている方にとって、足のトラブルは避けて通れません。
特に「Jones骨折(ジョーンズ骨折)」は、サッカーやバスケットボールなどの横方向の動きが多い競技で発生しやすい骨折です。
この骨折では、骨折部の結合が遅延したり、非結合または再骨折の割合が高いことも報告されています。
このことから、プロサッカー選手では、Jones骨折によりキャリアを終える可能性もあり、スポーツからの長期休暇を必要とする怪我の1つです。
この骨折は治りにくく、再発のリスクが高いため、適切な予防策やリハビリが必要です。
この記事では、Jones骨折の原因や予防のためのエクササイズを詳しく解説します!
Jones骨折とは?
Jones骨折とは、第5中足骨(足の小指側の骨)の疲労骨折のことを指します。
足の外側にストレスがかかり続けることで骨にひびが入り、やがて完全な骨折に至るケースもあります。
✅ Jones骨折が起こりやすいスポーツ
- サッカー
- バスケットボール
- 陸上競技(特に短距離走)
- テニス
✅ 主な症状
- 足の外側の痛み(初期は違和感程度、進行すると強い痛みに)
- 腫れや熱感(骨折が進行すると腫れが目立つ)
- 歩行時の痛み(特に踏み込んだ時に痛みが出る)
Jones骨折が起こる原因
Jones骨折は、主に足の外側に負担がかかる動作を繰り返すことで発生します。
特に以下のような要因が重なると、骨折のリスクが高まります。
① 繰り返しの衝撃
サッカーやバスケットボールのように急な方向転換やジャンプの着地が多いスポーツでは、足の外側に負荷がかかりやすく、骨折のリスクが高まります。
② 股関節の可動域の制限
研究によると、股関節の内旋可動域が狭い選手は、Jones骨折を発症しやすいことがわかっています。
股関節の動きが制限されると、足にかかる負担が増え、疲労骨折につながる可能性があります。
2000年から2014年までの間で、162人のプロサッカー選手を調査した研究では、22人(13.6%)の選手が、Jones骨折の病歴を持っていました。
また、22人中13人(60%)は、利き手ではない脚にJones骨折がありました。
股関節の内旋可動域を調べたところ、Jones骨折の病歴のある選手では、25.9°±7.5°、病歴がない選手では40.4°±11.1°であり、
Jones骨折の病歴がある選手において股関節の内旋可動域に制限がありました。
③ 不適切なシューズ
クッション性の低いシューズや、足に合わない靴を履いていると、足への負担が増し、骨折のリスクが高まります。
Jones骨折を予防するためのストレッチ&エクササイズ3選
① 股関節の柔軟性を高めるストレッチ(股関節内旋ストレッチ)
目的: 股関節の可動域を広げ、足への負担を減らす
🔹 やり方:
- 床に座り、片方の足を前に伸ばし、もう片方を曲げる
- 曲げた足の膝を内側に倒し、股関節をストレッチ
- 30秒キープし、反対側も同様に行う(左右2セット)
✅ ポイント: 痛みを感じない範囲でゆっくり伸ばす
② 足のアーチを強化するエクササイズ(タオルギャザー)
目的: 足裏の筋肉を鍛え、衝撃を吸収しやすくする
🔹 やり方:
- 床にタオルを敷き、その上に裸足で立つ
- 足の指を使ってタオルを手前にたぐり寄せる
- 10回×2セット行う
✅ ポイント: 指先をしっかり使ってタオルを動かす
③ ふくらはぎ&足首の強化(カーフレイズ)
目的: 足首の安定性を高め、着地時の負担を軽減
🔹 やり方:
- 足を肩幅に開いて立つ
- ゆっくりとかかとを持ち上げ、つま先立ちする
- ゆっくり元の位置に戻る(10回×3セット)
✅ ポイント: ふらつかないように、壁や椅子に手を添えてもOK
まとめ:予防と早期対応が大切!
Jones骨折はスポーツ選手に多く、特に股関節の可動域が狭いとリスクが高まります。
そのため、日頃からストレッチや筋力トレーニングを行い、足への負担を軽減することが大切です!
また、痛みを感じたら無理をせず、専門の施術を受けることが重要です。
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